車のスマートキー(電子キー)が効かない原因は?電池交換やエンジンの掛け方を紹介

問題解決
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ひと昔前は、ほとんどの車のキーは物理的なキーのみであり、ドアロックの開け閉めやエンジンをかけるときも『鍵穴に車のキーを差し込みまわす』という手順が当たり前でした。

しかし、最近の車はほとんどがスマートキー(電子キー)になっており、ドアロックの開け閉めもエンジンスタートの際もスマートキー(電子キー)が必要です。

 

さらに最近では、「スマートキー(電子キー)が効かなくなったのでエンジンをかけられず車を動かせなくなった!」という話も耳にしますね。

この記事では、スマートキー(電子キー)が効かなくなる原因は?

そしてドアどうすればよいのか?

について調べてみましたので紹介します。

 

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スマートキー(電子キー)が効かない原因は?

スマートキー(電子キー)が効かない原因のとして実際に該当するものが2つあります。

 

原因1.スマートキー(電子キー)の電池切れ

まず初めに考えられるのが電池が切れていることです。

 

うっかり忘れてしまいそうですが、スマートキー(電子キー)も当然、電気で動いています。

なので、その小さい筐体の中にちゃんと電池が入っているんですね。

なので、電子機器が動かない場合の一番の原因は、やはり電気切れ(電池切れ)が最も可能性が高いでしょう。

すべての自動車メーカーを確認したわけではありませんが、大抵はこのような、リチウムボタン電池ではないでしょうか?

 

スマートキー(電子キー)に使われているリチウムボタン電池

スマートキー(電子キー)に使用されている電池の例を紹介します。

 

■CR1616

 

■CR1632

 

■CR2032

 

このほかにも、車種や自動車メーカーごとに使用する電池の種類があるかと思いますが、こういったものであるというイメージの参考として頂ければと思います。

 

スマートキーの電池が切れているときのエンジン始動方法は?

スマートキーの電池が切れている場合でも、物理キーでドアを開けられます。

では、エンジンをかけるための鍵穴がなくエンジン始動ボタンがあるだけの車の場合、エンジン始動はどうすればよいか?ですが、

『エンジン始動ボタンにスマートキーをくっつけた状態でエンジン始動ボタンを押す』

ことで、かなりの確率でエンジンを始動することができます。

若干の電波さえ残ってれば、エンジン始動ボタンにスマートキーを近づけることでエンジンスタートするだけの電波を何とか拾えるから、ということでしょうね。

なので、全く電池がない場合(電池が入ってないスマートキーなど)はこの方法でもエンジン始動することできないということです。

 

ちなみにTOYOTAさんに確認してみたところ、エンジン始動用の鍵穴がないタイプの車の場合、この「エンジン始動ボタンにスマートキーをくっつけた状態でエンジン始動ボタンを押す」という方法以外のエンジン始動方法はないとのこと。

つまり、この方法でエンジンをかけられなければ、あとはレッカー車を電話で呼んで移動してもらうか、スマートキーの交換用電池を買いに行くかどちらかになります。。。

原因2.スマートキー(電子キー)の近くに携帯電話(スマホ)がある

スマートキー(電子キー)は、ご存知の通り電波を車に飛ばすことで、鍵を開けたり、エンジンを始動するためのトリガーとしています。

そのため、近くに強力な電波を発生するものがある場合は、スマートキー(電子キー)の電波が邪魔されるのか、スマートキー(電子キー)が効かない場合があります。

 

例えば、スマートキーをかばんやポケットにしまい込んだ状態でドアのロックを解除しようとしたり、エンジンを始動しようとしてもウンともスンともしない。。。

その場合は、スマートキーのそばに携帯電話(スマホ)がくっついてないか、確認してみるとよいですね。

 

実際、試してみるとわかると思いますが、携帯電話(スマホ)とぴったりくっつけた状態だとドアのロック解除ができなかったり、エンジンスタートのボタンが反応しないなどが起こることがあります。

 

もし、電池交換直後だったり、電池切れを疑う状況でもないのにスマートキー(電子キー)が効かない、または効きにくい場合は、かばんやポケットにはいっているスマートキーと携帯電話(スマホ)の配置を確認してみるとよいと思います。

 

スマートキー(電子キー)の電池交換のやり方は?

参考までに、スマートキー(電子キー)の電池を交換について解説します。

いままで一度も、スマートキーの電池交換をしたことない人は、どうすればよいのか分からず、最初は戸惑うかもしれませんが、やってみると意外と簡単です。

 

自動車メーカーや車種によって違いが出ることはありますが、今回は参考として、

TOYOTA オーリス」のスマートキー(電子キー)で、電池の交換方法について解説します。

 

手順1.物理キーを抜き取る

スマートキー(電子キー)には、電池切れの際にドアの開閉だけでもできるようにと、物理キーがついています。

ここでは、スマートキーが物理キーと一体化しているタイプではなく、スマートキーの内部に収納されているパターンで説明したいと思います。

TOYOTAオーリスのスマートキー(電子キー)では、横に物理キーの固定を解除するスイッチがあり、押し込みながら写真右手のリング部分を引っ張ると物理キーを抜くことができます。

押して・・・

 

引っこ抜くと物理キーが抜けます。

 

物理キーは、通常使う機会がないので、こうやって改めて見ると新鮮です。

 

手順2.物理キーを使ってスマートキーを開く

スマートキー(電子キー)の筐体は、特に接着されているわけではないため、物理キーを隙間に差し込むことによって簡単に開くことができます。

隙間といっても、どこでもよいのではなく物理キーをはめ込む隙間があるはずです。

TOYOTAオーリスのスマートキー(電子キー)の場合、下辺の左端側にちょうど物理キーと同じ幅位の溝がありました。

物理キー先端と同サイズの溝がありました

 

溝に物理キーを差し込んで軽くヒネると開きます

 

スマートキーを開いた状態です

 

手順3.電池を交換する

無事、スマートキーの筐体を開けることができたなら、つぎは古い電池を取り外し、新しい電池への交換です。

ちなみに、今回参考として使用しているTOYOTAオーリスのスマートキーの場合、電池を固定するツメとして、2つ隣り合っているツメ(下画像の電池右側)と、1つずつ広めに配置されているツメが2つ(下画像の電池左上と左下)の計4つのツメで固定されていました。

左上と左下のツメを1つずつ、外側にひっぱりながら電池を引っ張り出すように動かします。

ただし、くれぐれも爪を破壊してしまわないように慎重に作業しましょう。。

左上と左下のツメから電池が外れている状態

 

左上と左下のツメが外れればもう大丈夫、そのまま電池を引き抜きます。

無事、電池がはずれました。

新しい電池をはめこみます。

 

手順4.スマートキーの筐体を閉じる

目的の電池交換が完了したので、スマートキーの筐体を閉じます。

このとき、内蓋を綺麗に閉めるように気を付けましょう。出ないと筐体が閉じられません。

内蓋は基盤側と電池側で形が違いますので

間違えないように注意します。

 

スマートキー(電子キー)の筐体カバーを閉じて、物理キーを差し込んだら完了です。

パチンとなるまで閉めましょう

 

手順5.スマートキーの動作確認

さいごに、新しい電池がちゃんと効いてるかボタンを押して動作確認します。

赤ランプがついたので、電池が

効いてるのがわかります。

 

以上で、スマートキー(電子キー)の電池交換の開設を終わります。

電池を外すところだけ、爪を折ったりしないように気を付ければ、それ以外の手順は大したことありませんね。

 

さいごに

今回は、車のスマートキー(電子キー)が効かなくなった場合の原因として考えられる、

1.電池が切れている場合

2.携帯電話(スマホ)と電子キーがくっついている場合

 

について、例示し、それぞれの場合での解決方法を提示してみました。

これまで、なんどか電池切れを起こしたことがある人であればわかるような内容だと思いますが、まだ一度もスマートキー(電子キー)の電池切れを経験したことがない人は、未知の領域かと思います。

もし、スマートキー(電子キー)が効かない、効きにくい(電池切れかも?)となった場合は、この記事をまた参考にしていただければと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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